OpenOffice.org と Microsoft Office 2007 SP2 のちょっとした発見
新規投稿時 (2010年07月28日) は、地域貢献型社会起業家養成訓練科という官主体の緊急人材育成支援事業の聴講の際の内容で、Microsoft Office Word / PowerPoint 2007 SP2 などのパソコンに関するゼミの内容である。
さて、PowerPoint といえば、Office Pro. 以上のエディテーションに付随しているプレゼンテーションを作成するための有料ソフトである。
その際、PowerPoint と、当時、利用していた OpenOffice.org 3.2.1 について、少し、実験を行ってみた。
オフィスのバージョンなど
- Microsoft Office
-
2007 SP2
SP2 を強調したのは、OpenDocument にても保存が、あるからである。 - OpenOffice.org
-
3.2.1
3.2.1 を強調したのは、3.2.0 の段階では、発見できなかったためである。
拡張子について
いろいろなとらえ方もあるだろうが、プレゼンテーションの拡張子は、次のような感じだと思う。
- pptx
- PoerPoint 2007 以降
- ppt
- PoerPoint 2003まで
- odp
-
OpenDocument。例として OpenOffice.org Impress や LibreOffice Impress
3.2.1 を強調したのは、3.2.0 の段階では、発見できなかったためである。
ドキュメントの開き方について
各々、Microsoft Office PowerPoint Viewer 2007 では、意図したように開くが、pptx の場合、スライドショーが始まる前、下記のようなスプラッシュ・フォームが起動する。
PowerPoint 2007 SP2 → OpenOffice.org 3.2.1 Impress
PowerPoint 2007 SP2 で作成したオブジェクトを、pptx形式で保存し、OpenOffice.org Impress で開くと、PowerPoint 2007 の新規機能の内容が、「文字化け」を起こす。
一方、ppt形式だと、PowerPoint内のオブジェクトの位置が若干のズレが発生する。(但し、新規機能の内容が、「文字化け」を起こす。)
また、PowerPoint 2007 SP2 で odp形式で保存したファイルを、OpenOffice.org 3.2.1 Impress で開くと、ワードアートのオブジェクトが単なる文字みたいな表示になる。
しかし、アニメーションに関する内容は、ほぼ意図したような動作を行う。
OpenOffice.org 3.2.1 Impress → PowerPoint 2007 SP2
OpenOffice.org 3.2.1 Impress で作成したオブジェクトは、pptx形式での保存は、みあたらなかったので、ppt / odp 形式で保存し、PowerPoint 2007 SP2 で開いてみた。
その結果、OpenOffice.org で作成した内容は、ほぼ、完全に近い状態で、PowerPont 2007 SP2 で開くことができた。
追記分 (2011年12月15日) として、
但し、LibreOffice Impress で作成したプレゼンテーション資料を、ppt / odp 形式で保存し Power Ponint Viewer では、開くことができなかった。
プレゼンテーションの作成について、ここまでの考察結果
オブジェクトを受ける側に、PowerPoint 2007 のライセンスを有していれば、pptx形式でも支障がなさそうである。
但し、全員が、有料ソフトのライセンスを保有しているとは、限らない。
つまり、OpenOffice.org 3.2.1 Impress で作成し、ppt / odp 形式で保存し、相手側に配布したほうが賢明な感じがする。
また、OpenOffice.org、又は、LibreOffice で作成させた場合、ポータブルをUSBに設定し、持ち歩いたほうが、ある意味で賢明な感じがする。(作成したコンテンツを利用する寿命とかを考慮した点での話し。)
プレゼンテーション資料の PDF について
Office 2007 や OOo 3.2.1 のPDFの機能を利用せず、Acrobat Reader 9 のファイル・メニューにある Acorbat.com を利用してPDFファイルを各々、作成してみた。
結果的には、Office 2007 も OOo 3.2.1 もPDFファイルは作成される。
しかし、PDF変換とPDFのバージョンが異なる。
- Office 2007 SP2 製品
-
Adobe PDF Library 9.0
1.5 (Acrobat 6.x) - OpenOffice.org 3.2.1
-
OpenOffice.org 3.1
1.4 (Acrobat 5.x)
つまり、各々のアプリが有しているPDF Writerみたいなものを利用してPDFファイルが作成されている感じがする。
PDFファイル作成は、やはり、基本に忠実に、PostScriptファイルの作成後、Distiller の利用となりそうである。
まとめ
プレゼンテーション資料作成における現時点での考察内容を下記に示す。
- 基本的に LibreOffice (今後は、OOo から LibreO になる感じ) で作成する。
- 保存させるファイル形式は、pptとodpの2種類。
- 基本的にあまりにも凝りすぎた資料の作成は行わず、「何を発表したいのか !!」に限る。
- 但し、プレゼンテーションのみで、収入を得ている場合は、別で、PowerPoint を十分に利用し、懲りた資料の作成 ! と思う。
この投稿の改定履歴
- 2011年12月15日
-
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全体の見直し - 2011年05月01日
- 「コンピュータとインターネット」から「使える豆知識」へカテゴリを変更した。
- 2010年07月28日
- 新規投稿
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