オフィス菜のブログ

Windows 7 への SQL Server 2008 の設定について

 

Ubuntu でも設定できました

2021年09月16日 追記
Ubuntu 20.04 LTS でも、SQL Server を設定することができました。
リンク先を追記します。 » SQL Serverを設定しました-Ubuntu編

初めに

以前、Windows 7 と SQL Server 2008 Express の設定にて、Windows 7 への SQL Server 2008 の設定について投稿しました。
この投稿時には、Windows 7にMicrosoft SQL Server 2008 ExpressManagement Studioは、正確に設定できました。
この設定に成功したパソコンのOSは、32Bits版のWindows 7でした。

今回、64Bits版のWindows 7の場合、SQL Server 2008 Expressは、設定できても、Management Studioは、設定できませんでした。
尚、SQL Server のSPをあげても、Management Studioは、設定できませんでした。
しかし、Microsoft SQL Server 2008 Expressの設定後にManagement Studioを設定するのではなく、Microsoft SQL Server 2008 R2 Express with Advanced Servicesを利用して設定することで、Management Studio設定できました。

今回、64Bits版のWindows 7に、SQL Server と Management Studio が設定できたので、備忘録として投稿します。
尚、全ての環境にて、確認した訳ではありません。

今回、設定したパソコン

私のお客様にて、新規に導入したパソコンです。
下記に、主なスペックを紹介します。

OS
Windows 7 Professional SP1 64Bits版
CPU
Intel Core i3-4160 3.6GHz
メモリ容量
4 GB

デル株式会社

設定に成功した手順

新規のパソコンには、Microsoft .NETFramework 4.5が、設定されていました。
私が、このお客様に提供しているアプリケーションは、.NETFramework 4 を利用しています。
昔流で言うアプリケーションの追加と削除を見る限り、どのような .NETFramework が設定されているか、解りませんでした。
下記に、今回、SQL Server 2008 と Management Studio を設定した手順を紹介します。

  1. 昔流で言うアプリケーションの追加と削除を利用して .NETFramework 4.5のアンインストール
  2. .NETFramework 4 のインストール
  3. MS-DTCは、再起動させた
  4. Microsoft SQL Server 2008 R2 Express with Advanced Services を利用しての設定
  5. 設定できました

尚、昔流で言うアプリケーションの追加と削除を見る限り、下記のふたつが設定させ、[スタート]→[すべてのプログラム] を見る限り、SQL Server Management Studio も表示され、動作しました。
一方、Management Studioは、2005や2008などのように両立しての設定はできないようです。

  • Microsoft SQL Server 2008
  • Microsoft SQL Server 2008 R2

個人的な趣味かもしれませんが、私は、MSSQLSERVERを、インスタンスとして利用しています。

設定のポイントとして

個人的に感じるMicrosoft SQL Server 2008 R2の設定画面を利用してポイント的に紹介します。

データベースエンジンの構成

今回、設定に成功したパソコンのOSは、Professionalですが、お客様の都合より、SQL Server 2008 の設定前に、IISは、設定しませんでした。
IISを設定した後、SQL Serverを設定するなら、[アカウントの準備]→[SQL Serverの管理者の指定]にて、ASPNETも追加することを推奨します。

尚、Temp DBディレクトリにて、重複したデータベース・ファイルとログ・ファイルがある場合、警告が表示されました。
今回、これら警告を受けた重複したデータベース・ファイルとログ・ファイルは、共にエクスプローラを利用して削除して設定を進めました。

しかし、ユーザー データベース ディレクトリは、システム データベース ディレクトリ以外のフォルダに設定すると、警告を受ける可能性があります。
以前、個人的にSQL Server 2008 Expressの設定の際、警告を受け設定できなかった記憶があります。

MS_SQL2008R2_Setup01

インストールの進捗状況

下図に紹介するように、Install_SqlSupport_KatmaiRTM_Cpu64_Actionと、Cpu64の表示があるので、64 Bitsが設定されている感じです。
尚、Cpu32_Actionみたいな内容も表示されました。

MS_SQL2008R2_Setup02

完了

下図のように表示された際、ほっとしました。
やっと設定できた感じです。

MS_SQL2008R2_Setup03

補足説明的に・・・

Management Studioのオプションと構成マネージャについての再設定について、紹介します。
あくまでも個人的な趣味だと思いますが、データベースの作成やアプリケーションの開発を行う際、下記の内容を再設定したほうがよさそうです。

Management Studioのオプションについて

Management Studio利用の際、アブションの設定を規定値より、下図に紹介するように、変更したほうが、データベースの作成に便利です。

  • [NULLの主キーに関する警告を表示する] → チェックを入れる
  • [テーブルの再作成を必要とする変更を保存できないようにする] → チェックをとる

ManagementOpt

構成マネージャについて

アプリケーションが、どのようなプロトルコを利用しているか未明な場合があるそうです。
よって、下記に紹介するように、規定値を変更したほうが、無難らしいです。

  • [名前付きパイプ] → 有効
  • [TCP/IP] → 有効

KouseiManame

備考

私個人のインフラの都合、及び、私のお客様に既に提供しているデータベースとアプリケーションの都合上、データベースは、Expressではありますが、SQL Server 2008を利用しています。
今回、Expressにこだわらず、R2なるものも、利用できることを知り得ました。
あまり、こだわらず、柔軟なアプリケーション、データベース設定と感じる今日この頃です。

広告的に

アプリケーション作成の際、SQL Serverは、非常に便利なデータベースです。
特に、Try~End TryをUsing~ で、囲むと、昔流で言うトランザクション処理が、楽です。(ある意味で、何も考えなくていいと思う)
この SQL Server に関する図書は、比較的、多く見受けられます。
新書は、下記より購入できそうです。


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2021年09月16日
Ubuntu でも設定できました を追記
2015年03月29日
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