SQL Serverを設定しました-Ubuntu編
設定できました
Microsoft SQL Server の設定に関し、2015年03月29日 頃に Windows 7 への SQL Server 2008 の設定について として、新規に投稿しましたが、今回は、OS が、Ubuntu 20.04 LTS にて、Microsoft SQL Server を設定することができました。
なんと、Ubuntu でも設定ができ、Windows と類似して sqlcmd コマンドの利用、そして、DBeaver Community を設定することより、Management Studio (SSMS) と類似したデータ操作を行うことができそうです。
今回は、Microsoft SQL Server の設定に関する内容を備忘録的に紹介します。
尚、全て、端末を利用して設定しました。
主に参考したサイト
シナリオなど
今回、設定したパソコンの内容を紹介します。
尚、SQL Server のインストールを終えた後、 mssql-conf の設定時に端末に表記された Microsoft SQL Server の各々のエディション (端末に表示されたコピ→ペーストです) も紹介します。
- OS
- Ubuntu 20.04 LTS 64Bits版
- GNOME
- 3.36.8
- パソコン
- Gateway Model SX2885 (タワー型のディスクトップです)
- メモリ
- 8 GB
4 GB 増設し、7.6 GB 認識しているみたいです。 - プロセッサー
- Intel® Core™ i3-4130 CPU @ 3.40GHz × 4
- グラフィック
- Intel® HD Graphics 4400 (HSW GT2)
SQL Server のエディション
Developer と、Express の主な違いは分かりませんが、今回、Developer を設定しました。
尚、「エディションの詳細については、以下を参照してください」らしい。
https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=2109348&clcid=0x411
ちなみに、Developer と Express の違いはあまり分かりません。
直感的に、個人ベースでの利用で、ハード的な制限が少なければ、Developer が、良さそうです。
- Evaluation
- 無料、製品使用権なし、期限 180 日間
- Developer
- 無料、製品使用権なし « 今回、私は、この Developer を設定しました。
- Express
- 無料
- Web
- 有料
- Standard
- 有料
- Enterprise
- 有料
CPU コアの使用率は、20 個の物理コア、またはハイパースレッドが有効にされた 40 個に制限されています - Enterprise Core
- 有料
CPU コアの使用率は、オペレーティング システムの最大までです - 番号的に 8
- 小売販売チャネルを介してライセンスを購入し、入力するプロダクト キーを持っています。
インストール
具体的な内容は、クイック スタート:Ubuntu に SQL Server をインストールし、データベースを作成する に紹介されています。
主な手順を紹介します。
- mssql-server パッケージをインストール
- mssql-conf setup を実行
- SQL Server コマンドライン ツールをインストールする
- Microsoft ODBC Driver for SQL Server をインストールする
- ローカル接続
mssql-server パッケージをインストール
詳細 » SQL Server をインストールする
mssql-conf setup を実行
この部分で、エディションと MS SQL Server のパスワードを設定します。
パスワードは、数値、英字、そして、特殊文字の3種類を混ぜる必要があります。(単に、パスワードを設定すると、エラー表記されました。)
ちなみに、Windows だと、サーバー/Windows 認証を選べたと思いますが、Ubuntu の場合、SA のみのようです。
~$ sudo /opt/mssql/bin/mssql-conf setup usermod: 変更はありません SQL Server のエディションを選択します: 1) Evaluation (無料、製品使用権なし、期限 180 日間) 2) Developer (無料、製品使用権なし) 3) Express (無料) 4) Web (有料) 5) Standard (有料) 6) Enterprise (有料) - CPU コアの使用率は、20 個の物理コア、またはハイパースレッドが有効にされた 40 個に制限されています 7) Enterprise Core (有料) - CPU コアの使用率は、オペレーティング システムの最大までです 8) 小売販売チャネルを介してライセンスを購入し、入力するプロダクト キーを持っています。 ・ ・ 省略 ・ エディションを入力してください(1-8): 2 ・ ・ 省略 ・ ライセンス条項に同意しますか? [Yes/No]:y SQL Server の言語の選択: (1) English (2) Deutsch (3) Español (4) Français (5) Italiano (6) 日本語 (7) 한국어 (8) Português (9) Русский (10) 中文 – 简体 (11) 中文 (繁体) オプション 1-11 を入力: 6 SQL Server システム管理者パスワードを入力してください: SQL Server システム管理者パスワードを確認入力してください: SQL Server を構成しています... ForceFlush is enabled for this instance. ForceFlush feature is enabled for log durability. Created symlink /etc/systemd/system/multi-user.target.wants/mssql-server.service → /lib/systemd/system/mssql-server.service. セットアップは正常に完了しました。SQL Server を起動しています。 ~$
SQL Server コマンドライン ツールをインストールする
この部分で、sqlcmd コマンドのインストールと思います。
尚、PATH 環境変数に /opt/mssql-tools/bin/ の追加などは、省略可能らしいですが、私は、追加しました。
詳細 » SQL Server コマンドライン ツールをインストールする
Microsoft ODBC Driver for SQL Server をインストールする
詳細 » Microsoft ODBC Driver for SQL Server をインストールする・・・Ubuntu
GPG キーなどの設定は、root 権限です。
尚、curl https://packages.microsoft.com/keys/microsoft.asc | apt-key add – などの設定を終え、root 権限より抜けた後、msodbcsql17 と mssql-tools を設定させた時の端末に表示された内容を紹介します。
・ ・ 省略 ・ ~$ sudo ACCEPT_EULA=Y apt-get install -y msodbcsql17 パッケージリストを読み込んでいます... 完了 依存関係ツリーを作成しています 状態情報を読み取っています... 完了 以下の追加パッケージがインストールされます: libodbc1 odbcinst odbcinst1debian2 unixodbc 提案パッケージ: unixodbc-bin 以下のパッケージが新たにインストールされます: libodbc1 msodbcsql17 odbcinst odbcinst1debian2 unixodbc アップグレード: 0 個、新規インストール: 5 個、削除: 0 個、保留: 0 個。 ・ ・ 省略 ・ ~$ ・ ・ 省略 ・ ~$ sudo ACCEPT_EULA=Y apt install -y mssql-tools パッケージリストを読み込んでいます... 完了 依存関係ツリーを作成しています 状態情報を読み取っています... 完了 以下のパッケージが新たにインストールされます: mssql-tools ・ ・ 省略 ・ ~$
ローカル接続
基本的に、確認と思います。
端末にて、sqlcmd コマンドにて、下記のように SQL Server にログインさせ、> 1が表示されると良いらしいです。
ちなみに、sqlcmd コマンドの終了は、quit です。
尚、Management Studio で言うところのバッジの区切りは、多分、go と思います。(データベース作成などデータ操作の際のバッジの区切りと思う)
SQL Server の接続と切断の例を下記に紹介します。
~$ sqlcmd -S localhost -U SA Password: 1> quit ~$
MySQLと類似しているかも・・・
端末を利用しての操作は、Windows の場合と同様に、sqlcmd コマンドの操作で、私なりの既存スキルでなんとかなりそうです。
一方、Ubuntu に DBeaver Community を設定し、利用することより、Windows の環境下での SQL Server と同様な操作が行えそうです。
Management Studio ほどの操作性は少ない感じですが、sqlcmd と併用することより、なんとかなると思っています。
ちなみに、SQL Server の既存データを T-SQL に書き出し、DBeaver Community への貼り付けだと、T-SQL ファイルの容量が、37 MB だと固まる傾向にありました。
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- 2021年09月16日
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