インターネットの切断の対処-Ubuntu編
不可解な現象です
私は、パソコンの起動時に GNU GRUB version 2.04 にて、Ubuntu または、Windows を選択して、各々の OS を起動させるようにしています。
Windows (Windows 10 Pro.) にて、インターネットを利用している場合、切断されませんが、Ubuntu (Ubuntu 20.04 LTS) を利用している時、任意の継続した時間、インターネットを利用していると、自動的に切断される現象がありました。
具体的には、下図で紹介するように、パソコンの右上にはてなマークの表記に変わり、インターネットが切断されました。
今回、この対処に関する内容を備忘録的に紹介します。尚、今回も紹介しきれない程、数多くのサイトを参考にさせて頂きました。
切断されている時の表示
具体的な対処の方法
dhcp-client.conf というファイルを /etc/NetworkManager/conf.d/ の直下に作成します。
この dhcp-client.conf ファイルの内容を下記に紹介します。(2行のみのようです)
dhcp-client.conf ファイルの内容
[main] dhcp=dhclient
この作成した dhcp-client.conf ファイルを /etc/NetworkManager/conf.d/ のディレクトリーに持っていった状態を紹介します。
UserName@PCName:/etc/NetworkManager/conf.d$ ls -l 合計 8 -rw-r--r-- 1 root root 32 3月 14 2020 default-wifi-powersave-on.conf -rw-r--r-- 1 root root 21 10月 22 21:16 dhcp-client.conf UserName@PCName:/etc/NetworkManager/conf.d$
パソコンの再起動を行います
pgrep -l dhclient にて、状態を確認するらしいですが、パソコンを再起動しないと、端末には何も表記されませんでした。
パソコンの再起動後、986 dhclient なるものが表記されました。
再起動後に端末で表記された内容を紹介します。
UserName@PCName:~$ pgrep -l dhclient 986 dhclient UserName@PCName:~$
ログファイルの対処
このままだと、ログファイルにapparmorのエラーメッセージが頻繁に出力されるらしく、その対処を紹介します。
- プロファイル sbin.dhclient のシンボリックリンクを /etc/apparmor.d/disable ディレクトリ直下に作成する
- カーネルにロードされた、apparmor の dhclientプロフィルの削除
これら各々の具体的な端末の表記を紹介します。
プロファイル sbin.dhclient のシンボリックリンクを /etc/apparmor.d/disable ディレクトリ直下に作成する
root@PCName:/home/UserName# sudo ln -s /etc/apparmor.d/sbin.dhclient /etc/apparmor.d/disable root@PCName:/home/UserName# root@PCName:/home/UserName# ls -la /etc/apparmor.d/disable 合計 8 drwxr-xr-x 2 root root 4096 10月 22 21:27 . drwxr-xr-x 8 root root 4096 10月 16 16:25 .. lrwxrwxrwx 1 root root 29 10月 22 21:27 sbin.dhclient -> /etc/apparmor.d/sbin.dhclient lrwxrwxrwx 1 root root 31 10月 15 09:28 usr.bin.firefox -> /etc/apparmor.d/usr.bin.firefox lrwxrwxrwx 1 root root 33 10月 15 09:28 usr.sbin.rsyslogd -> /etc/apparmor.d/usr.sbin.rsyslogd root@PCName:/home/UserName#
カーネルにロードされた、apparmor の dhclientプロフィルの削除
尚、このようにしても、なんらかのリンク元として、/etc/apparmor.d/sbin.dhclient ファイルは残りました。
root@PCName:/home/UserName# sudo apparmor_parser -R /etc/apparmor.d/sbin.dhclient root@PCName:/home/UserName#
基本的に意味を把握していません
今回の dhcp-client.conf ファイル自体、何を意味するのか、他にどのような記載を行うべきかなど、私自身、把握していません。
上述したとおり、数多くの方々のサイトを参考にして、Ubuntu 20.04 LTS 利用時のインターネットの自動切断の対処を行いたいだけで、今後、dhcp-client.conf に関する内容などは、ガツガツ・ゴリゴリです。
ちなみに、今回、紹介した内容の設定により、任意の連続した時間によるインターネットが遮断される現象はなくなったみたいです。
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- 2021年11月20日
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