MySQLの設定とパスワード-Ubuntu編
パスワードの設定がポイント
Ubuntu 20.04 LTS にて、MySQL を設定しましたが、不可解な現象が発生しました。
その内容は、root にて、DBeaver Community や phpMyAdmin に接続できず、一方、端末を利用して接続させた場合、MySQL への接続用のパスワードを記載しなくても接続できました。
今回も数多くのサイトを参照にさせて頂き、基本的には、MySQL のパスワードの再設定より、接続できるようになりました。
今回、MySQL の設定とそのパスワードの設定の際、端末に表記された内容 も踏まえて、備忘録的に投稿します。
私のパソコンの紹介
今回は、端末を利用して各々のバージョンを紹介します。(後で、端末を利用したバージョンの確認方法の備忘録的な意味合いです)
一方、今までの投稿と類似させ、一覧表的な内容も併記します。
- OS
- Ubuntu 20.04 LTS
- GNOME
- 3.36.8
- プロセッサー
- Intel® Core™ i5-2500S CPU @ 2.70GHz × 4
- PHP
-
7.4.3
ゴリゴリやっていた際、PHP も設定してみました。
OS
UserName@PCName:~$ lsb_release -a No LSB modules are available. Distributor ID: Ubuntu Description: Ubuntu 20.04.3 LTS Release: 20.04 Codename: focal UserName@PCName:~$
設定したMySQLのバージョン
UserName@PCName:~$ mysql --version mysql Ver 8.0.27-0ubuntu0.20.04.1 for Linux on x86_64 ((Ubuntu)) UserName@PCName:~$
設定したPHPのバージョン
UserName@PCName:~$ php --version PHP 7.4.3 (cli) (built: Oct 25 2021 18:20:54) ( NTS ) Copyright (c) The PHP Group Zend Engine v3.4.0, Copyright (c) Zend Technologies with Zend OPcache v7.4.3, Copyright (c), by Zend Technologies UserName@PCName:~$
MySQL の設定
LAMP は、利用せず、単純に MySQL を、先に、設定しました。
諸々のサイトで紹介されているように、下記のように設定しました。
MySQLの本体の設定
sudo apt install mysql-server で、設定できました。
UserName@PCName:~$ sudo apt install mysql-server パッケージリストを読み込んでいます... 完了 依存関係ツリーを作成しています 状態情報を読み取っています... 完了 以下の追加パッケージがインストールされます: libaio1 libcgi-fast-perl libcgi-pm-perl libevent-core-2.1-7 libevent-pthreads-2.1-7 libfcgi-perl libhtml-template-perl libmecab2 mecab-ipadic mecab-ipadic-utf8 mecab-utils mysql-client-8.0 mysql-client-core-8.0 mysql-server-8.0 mysql-server-core-8.0 提案パッケージ: libipc-sharedcache-perl mailx tinyca 以下のパッケージが新たにインストールされます: libaio1 libcgi-fast-perl libcgi-pm-perl libevent-core-2.1-7 libevent-pthreads-2.1-7 libfcgi-perl libhtml-template-perl libmecab2 mecab-ipadic mecab-ipadic-utf8 mecab-utils mysql-client-8.0 mysql-client-core-8.0 mysql-server mysql-server-8.0 mysql-server-core-8.0 アップグレード: 0 個、新規インストール: 16 個、削除: 0 個、保留: 0 個。 31.5 MB のアーカイブを取得する必要があります。 この操作後に追加で 262 MB のディスク容量が消費されます。 続行しますか? [Y/n] y ・ ・ (省略) ・ mysqld is running as pid 11613 Created symlink /etc/systemd/system/multi-user.target.wants/mysql.service → /lib/systemd/system/mysql.service. mysql-server (8.0.27-0ubuntu0.20.04.1) を設定しています ... systemd (245.4-4ubuntu3.13) のトリガを処理しています ... man-db (2.9.1-1) のトリガを処理しています ... libc-bin (2.31-0ubuntu9.2) のトリガを処理しています ... UserName@PCName:~$
MySQLをCLIで操作するためのパッケージの設定
sudo apt install mysql-client で、設定できました。
UserName@PCName:~$ sudo apt install mysql-client パッケージリストを読み込んでいます... 完了 依存関係ツリーを作成しています 状態情報を読み取っています... 完了 以下のパッケージが新たにインストールされます: mysql-client アップグレード: 0 個、新規インストール: 1 個、削除: 0 個、保留: 0 個。 9,424 B のアーカイブを取得する必要があります。 この操作後に追加で 113 kB のディスク容量が消費されます。 取得:1 http://jp.archive.ubuntu.com/ubuntu focal-updates/main amd64 mysql-client all 8.0.27-0ubuntu0.20.04.1 [9,424 B] 9,424 B を 0秒 で取得しました (131 kB/s) 以前に未選択のパッケージ mysql-client を選択しています。 (データベースを読み込んでいます ... 現在 262913 個のファイルとディレクトリがインストールされています。) .../mysql-client_8.0.27-0ubuntu0.20.04.1_all.deb を展開する準備をしています ... mysql-client (8.0.27-0ubuntu0.20.04.1) を展開しています... mysql-client (8.0.27-0ubuntu0.20.04.1) を設定しています ... UserName@PCName:~$
パスワードの設定
MySQL の設定時、パスワードを設定しても、意図したようなパスワードの設定が行われていない感じです。
今回、下記のように端末にて SQLコマンド を利用してパスワードを再設定しました。
尚、plugin の部分は、mysql_native_password または、caching_sha2_password らしく、利用している PHP バージョンによっては、caching_sha2_password が安定動作しない場合があるそうで、mysql_native_password で設定したほうが良さそうな投稿サイトを観ました。
具体的には、私は、mysql_native_password にて、
mysql> ALTER USER ‘root’@’localhost’ IDENTIFIED WITH mysql_native_password BY ‘password’;
として、設定しました。
尚、設定するパスワードには、シャープなどの特殊文字も含めたほうが良いと思います。(MS SQL Server の設定の際、コリた。)
一方、SQLコマンド にて、ユーザーに対する接続状態も確認することができました。
具体的には、
mysql> SELECT user,authentication_string,plugin,host FROM mysql.user;
です。
mysql> SELECT user,authentication_string,plugin,host FROM mysql.user; +------------------+------------------------------------------------------------------------+-----------------------+-----------+ | user | authentication_string | plugin | host | +------------------+------------------------------------------------------------------------+-----------------------+-----------+ | debian-sys-maint | $A$005$dFg0']@ _kLlpvCfuLENOOvFX92u3kUugEW150wzvPcuX1IdIlkALKW9B | caching_sha2_password | localhost | | mysql.infoschema | $A$005$THISISACOMBINATIONOFINVALIDSALTANDPASSWORDTHATMUSTNEVERBRBEUSED | caching_sha2_password | localhost | | mysql.session | $A$005$THISISACOMBINATIONOFINVALIDSALTANDPASSWORDTHATMUSTNEVERBRBEUSED | caching_sha2_password | localhost | | mysql.sys | $A$005$THISISACOMBINATIONOFINVALIDSALTANDPASSWORDTHATMUSTNEVERBRBEUSED | caching_sha2_password | localhost | | root | *F737991FF73264F8ED29229A9AE27983EF65A540 | mysql_native_password | localhost | +------------------+------------------------------------------------------------------------+-----------------------+-----------+ 5 rows in set (0.00 sec) mysql>
接続できました
パスワードの設定 で紹介したように、MySQL のパスワードの設定を行うと root にて、DBeaver Community や phpMyAdmin で、MySQL に接続できました。
DBeaver Community の利用より、Microsoft SQL Server Manegement Studio と類似した操作で、MySQL を利用することができそうです。
但し、phpMyAdmin の利用時には、下記のような警告が表示されますが、とりあえずは動いています。
今後の勉強と思いますが、SQLコマンドと併用しながら操作できそうなので、アプリケーションの開発に進む予定です。
- phpMyAdmin 環境保管領域が完全に設定されていないため、いくつかの拡張機能が無効になっています。
- 設定ファイルに定義されている管理ユーザ(controluser)での接続に失敗しました。
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- 2021年11月30日
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