LibreOffice Baseの設定 (Ubuntu編)
初めに
最近、中古パソコンの敗者復活戦のように、OSの入れ替えを行っています。
具体的には、Ubuntuを新規に設定し、それなりに使用できるようにしています。
Ubuntuの設定は、そんなに悩むことは、少ないですが、LibreOfficeの設定、特に、データベースとして利用価値の高いBaseの設定は、悩むことが多く、新規にUbuntuを設定しただけでは、Baseは利用することができないと思います。
今回、JavaやJREを意識して設定せず、Baseを利用できるようになる方法を私なりに見つけたので、備忘録として投稿します。
設定したパソコンや環境について
今回、設定したUbuntuは、32Bits版の14.04 LTSです。
中古パソコン自体、以前、32Bits版のOSを利用していたみたいです。
尚、現時点において、Ubuntuは、16.04 LTSが、2016年4月30日にリリースされているみたいですが、今回は、32Bits版のOSということより、2019年4月まで、サポートされているらしい14.04 LTSを設定しました。
Ubuntuの設定は、インターネット接続が、ある意味で必修条件のような感じがします。
私が住んでいる地域は、光回線がないみたいです。
更に、私自身、処中、引っ越したりしていますので、SoftBank Airを利用しています。
なんと、Ubuntuの環境でも詳細な設定なしで、利用できています。
LibreOffice Base の設定前の詳細とLibreOffice Baseの接続
何もしない状態、つまり、Baseが利用できない状態のLibreOfficeの[ツール] → [オプション]は、下記のようになっています。
尚、Ubuntu 14.04 LTSの規定的な設定値は、4.xと思います。
設定前の詳細
このように、JavaやJREに関し、何も表示されていません。
設定前のLibreOffice Baseの接続
このように、LibreOfficeで使えるドライバーとしてcom.sun.star.sdbcx.comp.hsqldb.Driverの表示がありません。
LibreOffice Base の設定
Ubuntuソフトウェアセンターより、LibreOfficeを検索させ、LibreOffice Baseを選択させ、インストールさせるだけです。
追加のアドオンは、全て、チェックを入れ、アドオンを更新し、インストールさせるだけで、LibreOffice Baseが利用できるようになりました。
尚、追加のアドオンを下記に紹介します。(誤字脱字は、ご了承のほど、お願い致します。)
- Firebird SDBC driver for LibreOffice
- HQLDB SDBC driver for LibreOffice
- JDBC 3.0 driver for Microsoft SQL Server(tm) and Sybase(tm)
- MySQL ODBC ドライバ
- Java database (JDBC) driver for MySQL
- Transitional package for libpostgresql-jdbc-java
- MariaDB/MySQL Connector extension for LibreOffice
- LibreOffice component for building database reports
- PostgreSQL SDBC driver for LibreOffice
- ODBC driver for SQLite embedded database
- JET / MS Access データベース (MDS) ツール
- ODBC driver for PostgreSQL
- ODBC drivre for connecting to MS SQL and Sybase SQL servers
- ODBC 基本ツール
LibreOffice Base の設定後の詳細とLibreOffice Baseの接続
Ubuntuソフトウェアセンターより、LibreOffice Baseをインストールさせた後の各々の画面を下記に紹介します。
設定後の詳細
このように、JavaやJREは、表示されました。
但し、各々のオプション・ボタンの色は、緑でなく赤色でした。
表示されたインストール済みのJava実行環境 (JRE)を、下記に紹介します。
- ペンダー
- バージョン
- Sun Microsystems Inc.
- 1.6.0_39
- Free Software Foundation, Inc.
- 1.5.0
設定後のLibreOffice Baseの接続
このように、LibreOfficeで使えるドライバーとしてcom.sun.star.sdbcx.comp.hsqldb.Driverが表示されました。
LibreOffice Base の起動時の画面
LibreOffice Base の起動時の画面を下記に紹介します。
埋め込みデータベースとして、HSQLDB (埋め込み)が表示、選択されるようになっています。
尚、Ubuntu 14.04 LTS の既存の LibreOfficeのバージョンは、4ですが、5に上げる方法は、前回、投稿したLibreOffice 5の更新方法についてを、参照してください。
この投稿の改定履歴
- 2016年06月18日
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