ClickOnceによるアプリケーションの配布
Visual Basic を利用して作成したアプリケーション(Windows Application)のアプリケーションの配布について、ClickOnce なるものがある。
この ClickOnce によるアプリケーションの配布は、小生自身、四苦八苦している。
今回、メモ程度(忘れないよう)に投稿する。
アプリケーションを作成したパソコンの環境
- OSとIISについて
- Windwos XP Professional SP3 (32Bits)
- IIS は、アプリケーションを作成したパソコンに設定(IIS 5.1)
- .NETFramework とアプリケーション作成の言語
- .NETFramework のバージョンは、4
- 言語は、Microsoft Visual Basic 2010 Express
- データベースについて
- Microsoft SQL Server 2008 Express SP2
- Management Studioは、2008を使用
- ウェーブブラウザについて
- Internet Explorer 8
- Mozilla Firefox 3.6.15
- Safari 5.0.3
前回 (VS が、2008の時代) は、Internet Explorer 以外のブラウザでは、かんばしくなかったが、今回は、Firefox でもアプリケーションの配布ができた。
追記するが、なんとSafari のブラウザでも配布ができた。
2011-03-27 追記
http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/71baz9ah.aspx に記載があるように、VS のバージョンではなく、.NET Framework のバージョンらしい。
下記のような内容が、このページに記載されていた。
- .NET Framework 3.5 を対象とするアプリケーションは、任意のブラウザーを使用してインストールできます。
- .NET Framework 2.0 を対象とするアプリケーションは、Internet Explorer が必要です。
よく発生するエラーの現象
一概にも、述べられないが、小生の場合、(ローカルの) IIS に ClickOnce によるアプリケーションの配布の場合、下記のような現象がよく発生する。
- application (マニフェスト?) ファイルのライセンス認証により例外が発生
- App_Data/(SQL Server のデータベース、又は、ログのファイル).deploy のダウンロードに失敗しました。
- ClickOnce による配布ができた場合に、更新時に InvalidDeployment などがキャッチされる
これらの不可解な現象を対処するため、規定値より変更した主な内容を、次項に、記載する。
アプリケーションファイルの変更
この処置は、「App_Data/(SQL Server のデータベース、又は、ログのファイル).deploy のダウンロードに失敗しました。」に対する内容で、次のように設定を変えると対処できた。
[アプリケーション ファイル]ボタンにて、下記の図のように、「ファイル名」より SQL Server のデータベース ファイルとログファイルの「発行の状態」を「データファイル(自動)」より「除外」に変更する。
基本的に、アプリケーションの運用時のデータベースの場所は、サーバー内の各々のファイルを使用するので、支障はないと感じている。
発行オプションについて
この部分は、基本的に規定値でも支障がなさそうだが、配布させる際、わかりやすくする意味合いより、「配置 Web ページ」のファイル名称を、setup.html に変更した。
当然、「発行後に毎回配置 Web ページを自動的に生成する」にチェックを入れないと、配置 Web ページが作成されない。
更新時の InvalidDeployment などのキャッチについて
この点は、非常に悩んだ。つまり、どのように行っていいかわからなかった。
発行ウィザードを利用し発行場所を指定するが、教科書 (規定値) だと、「https://(サーバー名。例えば、localhost)/(アプリ名など)/」で、sがつく。
このsを取り、「http://(サーバー名。例えば、localhost)/(アプリ名など)/」だと、作成したアプリケーションの更新などもうまくいった。
参考図書
下記の図書を参考にしながら、アプリケーションの作成を行っている。
これらの図書は、小生のレベルでも読みやすい。
左側の「独習 Visual Basic 2008」が、小生が購入し、利用した図書である。 この図書「独習 Visual Basic 2008」の付録Bにて、PDFファイル形式で、http://seshop.com/book/download より入手した電子図書に、IISに関する内容の記載がある。 尚、この図書で、Visual Basic のプロパテの作成など、初歩的な内容の再確認が行えた。 現在は、2010 より、「独習 Visual Basic 2010」のほうだろう。 |
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左側の「ASP.NET 実践講座」が、小生が購入し、利用した図書である。 今となっては、化石みたいな図書だが、.NETFramework のバージョンが、1.1 の時代より、閲覧している。 この図書に、IIS 5.1 の場合だが、小生自身が感じている IIS に関する詳細事項が説明されていた。 しかし、基本的な内容を把握するのに便利な図書と感じている。 現在は、4 のことを思うと、右側の「独習 ASP.NET」のほうだろう。 |
出し惜しみではないが、このテーマは、小生自身、分かり次第、徐々に投稿していく考えである。
(はっきり言って、小生自身のメモである。)
追記
Safari の場合でも、警告メッセージが、表示されるが、今回、素直に[開く]ボタンをクリックすることより、アプリケーションを配置することができた。
追記 (2011-03-27)
(ローカルの) IIS に、配置でき、喜んでいたが、Web サイトに張り付けることが、できず、少しがっかり!!
「自動的に作成されたファイル内の関連する内容 (具体的には、サイト名など) も変更したのに」って、気分である。
しかし、いろいろと調べていくと、下記のようなページを見つけた。
近日中に再チャレンジ (本日 3/27 は、見つけたアドレスを忘れないようにメモの程度)
- ClickOnce のセキュリティと配置
- http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/t71a733d.aspx
- ClickOnce のセキュリティと配置に関する基本的な内容みたい。
- ClickOnce 配置ストラテジの選択
- http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/71baz9ah.aspx
- このページに、「Web ブラウザー サポート」の記載がある。
- 方法 : オンライン ClickOnce アプリケーションでクエリ文字列を取得する
- http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/ms172242.aspx
- この内容は、面白そうと感じている。
- チュートリアル : ClickOnce アプリケーションを手動で配置する
- http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/xc3tc5xx.aspx
-
Microsoft Windows SDK v7.1 なるものを知る。
まだ、利用していないが、Windows XP SP3 も、対応しているみたいなので、さっそくダウンロードしてみた。
この投稿内容のインデックス的なページの紹介
これらのインデックス的なページは、下記に紹介します。
» Microsoft Visual Basic について
追記 (2011-12-23)
更新時の InvalidDeployment などのキャッチについて、ClickOnce の配布先を指定する際、下記のように設定すると、IIS に関するセキュリティが、今回、うまくいった。
つまり、ローカル IIS を選択後、Secure Sockets Layer を使用するの「レ」点を外すとうまくいく感じである。
尚、下記のリンク先に、IIS 7.0 Extensionsも設定させた場合のWebサイトを開く画面も紹介した。