Nextcloudが設定できたみたい-ロリポップ版
初めに
私は、ロリポップ! (プランは、スタンダードです) のレンタルサーバーを利用し、ブログの投稿や、レンタルサーバー上のMySQLを利用しています。
現時点のスタンダードのプランのディスク使用量は、120GB まで利用できるらしいです。
まだ、このディスク容量に余裕があり、 Nextcloud を設定し、私の固有得意とのコンテンツの共有を計画し、今回、ロリポップ!に Nextcloud を設定しました。
やっとの思いで、ロリポップ! に設定することができました。
ちなみに、今回、設定した Nextcloud のバージョンは、15.0.5 です。設定する側、つまりロリポップ! のPHP設定は、 PHP 7.1 を選択しないと、インストール開始時にエラーメッセージが表示されました。
尚、今回は、PHP 7.1 (CGI版) にて、設定しました。
今回、やっとの思いで Nextcloud が、設定ができたので、備忘録として投稿します。
尚、今回の設定の際に利用した私のパソコンの環境を下記に紹介します。
- ブラウザ
- Mozillz Firefox 65.0.1 (最近の履歴は、すべて消去して設定しました)
- ファイル転送
- File Zilla 3.40.0
- 利用したパソコン
- Lenovo ThinkPad SL510 (メモリは、増設しました)
- パソコンのOS
- Ubuntu 18.04 (64Bits版)
結論的に・・・
Nextcloud のインストーラは、https://nextcloud.com/ より、入手できました。
今回、Nextcloud を設定する際、数多くの方々のブログを参考に行いました。投稿されておられた内容の殆どが、Web Installer の利用でした。
私の場合、Nextcloud は、ロリポップ! に設定できたみたいですが、起動時に不可解な現象がありました。
結論的には、Web Installer の利用ではなく、Archive File をダウンロードして、解凍した内容をロリポップ! に貼り付け (アップデート) することより、意図したような設定でき、更に、それなりの動作を行っているみたいです。
今回の設定に関する私なりのポイント
- ロリポップ! には、Nextcloud を利用するサブドメインを設定し、WAF設定や海外アタックガードの設定を行ったほうがよさそうです。
- 作成したサブドメインの PHP設定をPHP 7.1 にあげること
- 利用するインストーラは、Web Installer の利用ではなく、Archive File を利用する « これが一番のポイントと思います
- WAF設定や海外アタックガードの設定を変更した場合、すぐに反映されないみたいです。反映される具体的な時間は、把握しかねますが、しばらくお待ちくださいの感じです。
- Nextcloud で利用するデータフォルダは、新たに、フォルダを設けず、インストールの際、標準的に作成される既定値を利用したほうが無難な感じです。
手順、設定の準備
Nextcloud をレンタルサーバーのロリポップ! に設定する際、インストーラの入手もさることながら、ロリポップ! 側の設定が必要な感じがします。
今回、Nextcloud レンタルサーバーに設定する前のロリポップ! 側に設定した内容を紹介します。
Nextcloud で利用する MySQLのデータベースを新規に作成する
但し、SQLite を利用する場合、MySQL は、必要でないかもしれませんが、利用しているプランが、スタンダードより、MySQL を利用したほうが使い勝手がよいと思います。
サブドメインを新規に作成し、公開(アップロード)フォルダ を設ける
この公開(アップロード)フォルダ を設けることより、ファイルなどの転送先や、転送先のパスが把握しやすくなると思います。
新規に作成したサブドメインのPHP設定、WAF設定や海外アタックガードの設定などを下記のように変更する
- PHP設定
-
PHP 5.6 (モジュール版)→PHP 7.1 (CGI版)、つまり、PHP 7.1 にあげる。
尚、モジュール版でも設定できると思います。(私は、現在、モジュール版、つまり、サーバー移設をロリポップ! に依頼中です) - WAF設定
- Nextcloud の設定時は、無効で設定しました。設定後、既定値の有効にすると、Nextcloud の起動時に不可解な現象が発生しています。
- 海外アタックガード
- Nextcloud の設定時は、無効で設定しました。設定後、有効に変更しました。
- 独自SSL (無料)
- Nextcloudを設定するサブドメインは、独自SSLを利用せず、Nextcloudを設定しました。設定後は、SSL保護を有効にしました
ユーザー設定
入手したArchive File を貼り付けた URL をブラウザで開くと、下記のように起動すると思います。
既に、レンタルサーバー側に貼り付けているので、Nextcloud 自体の設定は、終えているので、後は、ログイン情報と利用するデータベースの設定と思います。
尚、このユーザー名は、管理者と思います。WordPress で利用しているログイン情報は、利用しないほうがよさそうです。(直感的にです)
データベース設定
ストレージとデータベースは、下記のように設定しました。
データフォルダーは、ロリポップ! FTP で表示される内容ではなく、パスの名称です。
パスの確認は、<?php echo __FILE__; ?> の内容を myPassChk.php などのようなファイル名にして、パスを確認するディレクトリーに貼り付けるとブラウザより確認できました。
- イ
-
[サーバー管理] → [データベース] より表示されるユーザー名です。
多分、アカウントIDと思います。
尚、作成した MySQL を phpMyAdmin で開くと、このユーザー名の後に、@も含んだ数値が表示されると思います。しかし、ここで設定するユーザー名は、[データベース] より表示されるユーザー名を記載しました。 - ロ
- 作成したデータベースのパスワードです。
- ハ
-
表示されるデータベースです。
多分、ユーザー名-命名したデータベース名と思います。 - ニ
-
localhost の表示に悩みました。
利用するデータベースのデータベースホストです。
不可解な起動
Web Installer を利用してNextcloudを設定すると、Nextcloud 自体は、設定された感じですが、Nextcloud の起動時に下記のような不可解な現象が発生しました。
具体的な内容ですが、グルグル回りっぱなしです。Windows Application 作成時に利用するload.gifみたいなのが、回りっぱなしで、すべてのファイルが表示されず、プロフィールの設定もできない状態でした。
更に、外部ストレージを設定する権限がありませんのような警告メッセージも表示されました。
これらは、Web Installer の利用ではなく、Archive File をレンタルサーバー側に貼り付け、Nextcloud を設定することで対処できたみたいです。
備考
今回の投稿は、Nextcloudを ロリポップ! のレンタルサーバー (スタンダード) に配置する私の備忘録です。
設定前後のディスク容量などの変化を下記に紹介します。
項目 | 設定前 | 設定後 |
ディスク使用量 | 247.892 MB | 482.826 MB |
ファイル数 | 9,579 / 500,000 | 25,424 / 500,000 |
ファイル使用量 | 190.328 MB | 422.262 MB |
ちなみに、下記のアプリは、追加しました。このアプリの追加は、WordPress で言うところのプラグインの追加みたいな感じです。
この投稿の改定履歴
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- 2019年03月16日
- 新規投稿
LibreOfficeを再設定してみた-Ubuntu編 種まきシーズンを終えました
このサイトを参考にlolipopライトプランでnextcloud18インストールできました。ありがとうございます。
ただ、スマホ(アンドロイド)からログインが全くできなくて困ってます。その辺りについてなにか設定など注意されたことがあれば教えていただけますでしょうか。
閲覧、そしてコメントを頂きありがとうございます。
私自身、試行錯誤しながら設定でき、私なりの備忘録として投稿しました。
移動体の機器よりログインできないとか・・・。私自身、移動体の機器を保有していないのでコメントできませんが、最近、ふと感じる点があります。
それは、Nextcloud自体の更新(アップグレード)の際、何ならかの警告が表示される点です。
推測ですが、今回の投稿した内容の設定以外にも、セキュリティに関する点、具体的には、config.php ファイルの記載内容を変更する必要がある感じです。この点は、まだ、未確認です。