ログイン画面が復旧しました-Ubuntu
ログイン画面が表示されなくなった
今まで、支障なく起動していたパソコンですが、GNU GRUB にて、Ubuntu を選択時、Ubuntu のログイン画面が表示されなくなりました。但し、端末みたいな内容は、表示され、ログイン情報をタイプして記載すると、端末的に、Ubuntu は起動しましたが、ディスクトップ画面が表示されず、更に、マウス操作もできない状態でした。
一方、GNU GRUB にて、Windows Boot Manager を選択すると Microsoft Windows は、支障なく起動され、通常的な利用は行えています。
Ubuntu 側のログイン画面、ディスクトップ画面の復旧作業を行い、それなりに復旧されました。今回、この作業内容などを備忘録的に投稿します。
私のパソコンについて
非常に古いタイプのパソコンと思います。このパソコンは、ハードオフより中古品として導入しました。
基本的なスペックを紹介します。
- ハードウェア・モデル
- Hewlett-Packard HP Compaq 8200 Elite USDT PC
- プロセッサー
-
Intel® Core™ i5-2500S CPU @ 2.70GHz × 4
尚、このプロセッサーは、Microsoft Windows 11 には、対応していないみたいです。 - OS
-
Ubuntu 20.04 LTS → 22.04 LTS にアップグレード
Microsoft Windows 10 Pro. (起動時に選択できるように設定。但し、私は、Ubuntu を標準的に利用しています)
GNU GRUB について
場合により、Microsoft Windows も利用する場合もあるので、GNU GRUB version 2.06 にて、利用する OS を選択できるように設定しているつもりです。
このGNU GRUB を紹介します。
- Ubuntu
- これを選択するとログイン画面などが表示されなかった。
- Advanced options for Ubuntu
-
これを選択すると、次の2つが表示されます。尚、ディスクトップ画面などの復旧後に表示された内容です。
Ubuntu , with Linux 5.15.0-78-generic
Ubuntu , with Linux 5.15.0-78-generic (recovery mode) - Windows Boot Manager
- これを選択すると、標準的な Microsoft Windows 10 が起動します。(プロセッサーの都合より、11 へのアップグレードは、嫌がられており、11 へは、アップグレードしていません)
私的な推測
いつからは分かりませんが、Linux 6.2.0-26 が設定され、Kernel の変な競合により、設定されているディスクトップが破損したと思います。
ログイン画面が表示されていない時、Advanced options for Ubuntu も、5.15.0-78 以外に複数個、表示されていました。
今回、ディスクトップの再設定を行い、更に、利用していないと思われる kernel も削除しました。
行った内容
動いた kernel のバージョン (今回は、5.15.0-78) で、Ubuntu を起動させ、端末表示みたいな画面より、ログイン情報をタイプし、起動させた。(端末表示のままでした)
尚、uname -r にて、動作している kernel が表示されると思います。私の場合、復旧後、5.15.0-78-generic が表示しました。
ディスクトップの復旧について
表示されている端末のまま、下記のコマンドを sudo apt install ubuntu-desktop をタイプした。
sudo apt install ubuntu-desktop その後、 sudo apt install -- reinstall gdm3 ubuntu-desktop gnome-shell 一回、電源を落とした。
kernel の削除
今回のログイン画面、ディスクトップ画面が表示されない不具合は、基本的に、設定されている kernel の競合と思います。
ディスクトップ画面の復旧後、利用されていないと思われる kernel を削除しました。
dpkg –get-selections |grep linux- にて、設定されている kernel などが確認できると思います。ちなみに、deinstall と表示されている内容は、分かりません。
:~$ dpkg --get-selections |grep linux- binutils-x86-64-linux-gnu install linux-base install linux-firmware install linux-generic install linux-generic-hwe-20.04 install linux-generic-hwe-22.04 install linux-headers-5.15.0-78 install linux-headers-5.15.0-78-generic install linux-headers-6.2.0-26-generic install linux-headers-generic install linux-headers-generic-hwe-22.04 install linux-hwe-6.2-headers-6.2.0-26 install linux-image-5.11.0-37-generic deinstall linux-image-5.11.0-38-generic deinstall linux-image-5.11.0-40-generic deinstall linux-image-5.11.0-41-generic deinstall linux-image-5.11.0-43-generic deinstall linux-image-5.11.0-44-generic deinstall linux-image-5.11.0-46-generic deinstall ・ ・ ・ linux-sound-base install
例えば、sudo apt-get –dry-run autoremove –purge linux-{headers,image}-5.11.0-{37,38,40,41,43,44,46} みたいに、削除したい内容を確認できます。
この時点では、削除されていません。
削除してよいなら、–dry-run の部分をとって、sudo apt-get autoremove –purge linux-{headers,image}-5.11.0-{37,38,40,41,43,44,46} にて、削除できました。
(具体的な操作は、これらのコードをみれば、なんとなく分かっていただけると思います。)
バージョンが高ければ良いものでない?
sudo apt update → sudo apt upgrade にて、内容を確認せず、アップグレードしていました。今回、kernel が、6.2.0-26 され、ディスクトップ画面の表示の不具合が発生したと思います。
今回は、 Advanced options for Ubuntu にて、動く Ubuntu にて、ディスクトップ画面の復旧ができ、更に、競合していると思われる kernel を削除すれば、以前と同様な操作ができました。
尚、諸々の資料を閲覧する限り、/etc/gdm3/custom.conf ファイルの WaylandEnable=false は、# を削除したほうがよい記事をみましたが、# を削除し有効化しても、復旧後、なにも変わらないみたいなので、既定値どおり、# をつけたまま無効化しました。
この投稿の改定履歴
このページには、各種広告も掲示しています。
掲示した広告、及び、スタイルの変更については、履歴を記載しません。
- 2023年08月13日
- 新規投稿
−以 上−
年金について-任意加入制度 企業年金について問い合わせました-東芝