オフィス菜のブログ

LibreOffice で年賀状作成

始めに

無料で配布されているオフィスツールに、LibreOfficeなるものがある。
今回、時期的にも作成する機会が、多いと思われる年賀状の作成を題材にし、頭を悩ませるページ設定に関する内容を投稿する。
尚、年賀状の具体的なデザインではなく、はがきの設定に関する内容を、図を交えながら、個人のメモ程度として投稿する。

基本的に、LibreOffice Writerでも作成できる可能性はあるが、今回は、あえてLibreOffice Drawを利用する。
機能的には、有料ソフトの MS Office Publisher に劣るが、 それなりのコンテンツが作成できる。

各種環境について

下記の内容で作成した。
基本的に、Windows でも同一の手順で作成できると思う。(Windows の環境では、未確認であるが、同一の設定ができると思う。)

OS
Ubuntu 11.10
バージョン
LibreOfice 3.4.3
プリンタ
Canon MP560


ブラザーダイレクトクラブ

用紙サイズなどの設定させる手順

どのような年賀状を作成するかは、利用者の好みである。
頭を悩ませる内容は、用紙サイズの設定である。(この点は、Publisherが、直感的に設定できる。)
基本的な手順を下記に示す。

  1. ページ設定
  2. 余白の設定
  3. ページ設定の確認

ページ設定

ページ設定のダイアログを起動させる。
[書式]→[ページ]より、起動した。(これを見つけるのが、直感的ではなかった。)

LibreOfice 6.3.4.2.0の場合は、[ページ] → [プロパティ]より起動する感じです。
LibreOfice 6.3.4.2.0の場合に表示される画像は、後日、投稿します。

ダイアログの起動

起動されたページ設定にて、用紙サイズの書式のコンボボックスの値をユーザーに変更する。
参考として、はかぎの用紙サイズの寸法を次に示す。
尚、配置は、俗に言う縦書き横書きの感覚である。

10 cm
高さ
14.8 cm
配置

ページ設定

余白の設定

ここまでの設定では、余白部分が、下図のように、各々、1 cm が設定されていると思う。

余白部分

これでは、背景の部分を、何らしかの絵を挿入させたい場合、余白部分が残ってしまう。
例えば、背景全体を青色の一色にさせたい場合など、この余白の部分が、邪魔をする。
よって、適切な値に再設定させた場合が、スムースに年賀状などの作成が行える。

[書式]→[ページ]より、ページ設定のダイアログを起動させ、余白の部分の値を再設定させると、この余白部分が設定できる。
今回は、余白部分を 0 cm に再設定させた。

余白の再設定

そのまま、[OK]ボタンをクリックすると設定された余白は印刷範囲外です。の警告のメッセージボックスが表示された。
今回は、無視して、素直に[はい]ボタンをクリックさせた。
実際に印刷させた場合に支障が発生するならば、余白の寸法を0.05 cm などの値に再設定すれば何とかなる可能性がある。
また、絶対とは言いきれないが、PostScript 形式に印刷させる場合は、あまり気にしなくてもよさそうな感じである。
(これは、Adobe Acrobat Distiller を利用し、PDF ファイルを作成させた場合の経験的な内容)

警告メッセージ

ここまでの設定について

上述の設定まで行うと、下図のように余白の部分がない品物になる。
後は、作成者の好みで自由でオリジナルの年賀状を作成できることと思う。

Finish

その他

今回は、年賀状の裏面を題材にしたが、基本的に、諸々の寸法のポスターの作成にも、今回の投稿内容は、応用できると思う。
LibreOffice を使いなれていないため、各々の機能、つまり、どこに何があるの?は、Publisherと比較すると直観性がない。
だが、無料て、更に、Ubuntuでも利用できる点に、非常に魅力を感じる。

図の挿入は、LibreOffice Impressも含め、少ししたコツが必要である。
それは、ドラッグ アンド コピーで張り付けると、図のリンクの挿入になる可能性がある。
[挿入]→[画像]→[ファイル]より、図を張り付けたほうが、無難な気がする。
この点は、Impress を利用成した際、ドラッグ アンド コピー で図を挿入させ、別の環境(具体的には、お客様宅)で、プレゼンテーションを試みようとした際、気付いた点である。
LibreOffice Drawでも同一の現象が発生する可能性があると思う。

この投稿内容のインデックス的なページの紹介

これらのインデックス的なページを、下記に紹介します。
» ブログの投稿内容

追記

LibreOfice Draw 3.2.8.2 の場合は、書式ページより、ページ設定のサイズ名より、ハガキを選択すれば、ユーザー設定を行わなくても、ハガキのサイズが設定されます。
但し、余白の設定は、必要です。

OS
Ubuntu 14.04 LTS (32Bits版)
バージョン
LibreOfice 3.2.8.2



この投稿の改定履歴

2019年12月27日
LibreOfice 6.3.4.2.0 の場合を追記
2015年11月23日
LibreOfice 3.2.8.2 の場合を追記
2011年12月24日
日本におけるはがきの用紙サイズの値を追記
2011年12月17日
新規投稿
-以 上-

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